効率的なECサイト運営に欠かせない「API連携」とオムニチャネル戦略

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効率的なECサイト運営に欠かせない
「API連携」とオムニチャネル戦略

お客様に店舗に来てもらうためのSNSなどの導線作り、そして受注から発送、決済、その後の各店舗の売上げ管理…
EC運営ではこれら多くの業務を効率的にこなすため、多くの事業者様が「API」を導入しています。
APIには様々な種類がありますが、まずAPIの基礎と上手な使い方からご紹介していきます。

APIとは?

まず、APIについて知るところから始めましょう。
APIとは「Application Programming Interface」の略です。
Web上に公開されていて誰でも外部から利用することができるソフトウェアを指します。
といっても分かりにくいと思いますので、具体例を紹介してみましょう。
簡単なもので言えば、企業が自社の場所を紹介するために、Google Mapをホームページに埋め込んでいる場合があります。
これは、Googleが公開しているAPIを、企業がホームページの中で利用しているという状態です。
他にも、TwitterやFacebook、InstagramといったSNSもAPIを提供していて、ECサイトへの新規投稿をSNSに自動反映するなどの機能を持っています。
こうしたAPIで提供されるサービスをECサイトや自社内のシステムと多く連携し、データのやり取りを自動化することが、現代のEC事業では欠かせません。

ECに欠かせない「API連携」でできること

ECに関連するAPIには、主なものとしてPOSレジ、決済サービス、配送手配、売上分析などがあります。

様々なAPIがクラウド上でもリリースされていますが、多くのEC事業者がAPIを利用しているのは、以下のような具体的なメリットがあるからです。

そして、これらの導入メリットには、ひとつの共通点がありますので注目してください。

自社ポイント付与でリピーター獲得

小売店であれば、お客様にオリジナルのポイントカードを発行して、リピートに繋げてもらうことを考えている事業者様は少なくないことでしょう。

ECで販路を拡大するにあたって、社内の顧客データと店舗のPOSレジをAPI連携すれば、店舗で貯めたポイントをECで利用していただく、といった形も考えられます。その逆も可能です。

店舗に在庫がなくても自宅にお届け

社内で把握している在庫データを店舗と共有することで、店舗に在庫がなくても他の店舗や倉庫にある在庫を確認・確保し、その場でお客様に対し、ネット店舗から直接商品をお届けする手配をすることが可能です。

店舗に在庫がないことでお客様を他店に逃がすことなく、自社の商品を購入して頂けます。

決済方法のバリエーション

お客様が選ぶ通販での決済方法は様々です。

(経済産業省「平成30年度 電子商取引に関する市場調査」より作成)  

お客様の利便性のためにも、決済方法は幅広く設定したいところですが、複数の決済方法を採用すると入金確認や管理は煩雑になってしまいます。

これを解決するために、決済を一元化して代行してくれるAPIが様々な企業からリリースされています。クレジットカードを採用する場合、本来であればクレジットカード会社それぞれと契約を結ばなければなりませんが、決済代行APIを利用すればその必要はありません。督促まで行ってくれるサービスもあります。

これらECに関わるAPIの代表的な機能に共通しているのは、お客様により良い「体験」=「カスタマーエクスペリエンス」を提供できるという点です。

EC業務を全て手作業で行う場合、お客様の利便性を上げようとすると社内の業務量は膨大になり、対応が遅れたり誤発送のリスクが高まったりします。

しかしデジタルビジネスでは、手間をかけることなくお客様の「買い物における体験」の質を上げることができます。カスタマーエクスペリエンスの向上は、これからのD2Cには欠かせない要素です。

API連携には落とし穴も

通販事業を効率化してくれるAPI連携ですが、実は思わぬ落とし穴もあります。以下のようなものです。

①APIソフトのサービスが終了してしまう
②APIソフトの仕様が変更され、自社に合わないものになってしまう
③APIと自社のシステムが連携できない

APIを介したソフトウェアは現在非常に多数にのぼっており、ソフトウェア間の過当競争が生じています。

よって、流行の入れ替わりも激しく、競争に勝てずにサービス終了となったり、機能が時代に追いつかなくなってしまうことも少なくありません。

そして類似の機能を持つ別のAPIに乗り換えたは良いものの、自社で使用しているシステムと連携できないものだった、というのはよくあることです。

また、ひとつのAPIを入れ替えてしまったりソフトウェアの仕様が変わってしまったりしたことによって、全体がうまく稼働しなくなるということもシステムの世界ではよくあります。

また、そもそも「API おすすめ」とネット検索をしても、膨大な数のAPIが紹介されていて違いがわからない、といったことも事業者様に多いお悩みです。

通販Aceでは、この課題をクリアすることができます。

・あらゆるAPIとのデータ連携が可能
・通販事業を知り尽くした熟練エンジニアが、事業者様ごとに最適なAPIをアドバイス

通販Aceが持つこれらの特技で、常にそれぞれの事業者様にとっての最新・最強のシステムを提供し続けます。




「オムニチャネル戦略」実現のために

また、通販事業は時代と共に変化し、現在は「オムニチャネル」という形でのお客様へのアプローチが一般的になっています。

小売事業の変遷

初期の小売業はシングルチャネル、つまり実店舗でのみお客様と接点を持ち、商品を提供する方法でした。

そして通販の台頭によって生まれたのが「マルチチャネル」です。

店舗、テレビ通販、カタログ販売など、複数の販売場所を設けることで、行動様式の異なるお客様とそれぞれの場所で接点を持つようになったというものです。

しかしインターネットやスマートフォン時代の「オムニチャネル」はこれとは様相を異にします。
「販売場所が多数あることが前提で、お客様がそのときの利便性や気分によって購入場所を選ぶ」という形です。

実店舗を訪れたいと思う日は実店舗に足を運び、逆に天気が悪い日、時間がない時はインターネットやスマートフォンで買い物をする、偶然カタログが郵送されてきていたら眺め、気になれば商品を購入するという行動様式が多くなっています。

また、ネットサーフィンやSNSチェックをしているときに、以前利用した店舗の新商品やキャンペーン案内に出くわすと思わず覗いてしまう、ということもあります。
実際、事業者様も個人としてお買い物をするときはそのような形ではないでしょうか。近年ではO2Oとよく呼ばれますが、お客様はオフラインとオンラインを自在に行き来することができるようになっているのです。

どこで買うかの決定権をお客様が完全に握っている現在の環境にいかに適応できるかが、今後の通販事業の成否を大きく分かつのです。SNSとのAPI連携を重視する通販事業者様が多いのもそのためです。

お客様から信頼を得るのに必要なこと

ここで注意しなければならないのは、オムニチャネル展開に当たって、「どこで購入しても同じカスタマーエクスペリエンスを提供する」ことです。

ネットで商品を購入したときはスムーズだったのに、実店舗に行ったら配送が遅かった、あるいはその逆だった。

ある店舗では「お誕生月は割引」と案内されたのに、他の店舗に行ったら、ネットで商品を買おうとしたらそのような案内がなかった…
統一感に欠ける対応では、お客様の信頼を得られにくくなります。

そして、統一した対応をするためには、それぞれの販売場所と社内のデータ共有、データをどこからでも瞬時に引き出せるようにしておくことが必須です。

より上質な顧客対応を更新し続けるパートナーとして

ここまでAPIとオムニチャネル戦略についてご紹介してきました。

あの手この手でお客様との接点を欠かさないようにすること、どの売り場でお客様と再会しても変わらぬ対応をできることが今後の通販事業では重要です。

また、通販業界も競争が激しくなっていますので、常に手法を更新し続ける必要もあります。

各種APIは業務効率化のうえで有用ですが、一方でそれらがうまく連携していなければ同一の対応は難しくなるという性質を持っています。

また、多くのAPIを導入しすぎて逆に混乱してしまうということは避けたいものですし、APIの導入のしすぎで無駄な費用がかさむ、ということもありえます。

通販Ace、およびエー・アール・システムは、どんなAPIともスムーズな連携が可能な基幹システムであるだけでなく、そして最適なAPIを追求し続けるコンサルタントとして、事業者様の業務内容の変化を常に把握し、どのようなことでも解決し続けるパートナーとなることをお約束しています。

API導入がうまくいかない、などの問題も、まずはお気軽にご相談ください。