Top > コラム> 【保存版】AI・EC連携が自由自在!ヘッドレスERPが中小企業を変える未来とは?

公開日:2025年6月17日
文:マーケティング担当者

【保存版】AI・EC連携が自由自在!

ヘッドレスERPが中小企業を変える未来とは?

デジタル化されたビジネスの未来

 

DX(デジタルトランスフォーメーション)の波が加速するなか、企業の基幹業務を支えるERP(Enterprise Resource Planning)システムにも、従来の「一体型・硬直的」な構成ではなく、柔軟かつスピーディな対応力が求められるようになっています。とくに中小企業においては、限られた人員・予算の中で“変化に強い仕組み”を構築する必要があります。

そこで注目されているのが、ヘッドレスERP(Headless ERP)です。従来のモノリシックなERP構造に代わり、UIと業務ロジックを分離することで、より柔軟かつ迅速な対応を可能にします。かつては先進企業が試験導入する先端技術という位置づけでしたが、実際には多くの企業がすでに導入済みです。

たとえば、WPEngineと研究機関が共同で実施した調査では、73%の企業がヘッドレス技術の導入に前向きもしくは実施中と回答しています【出典】。この数字は、すでに「次の標準」になりつつある現実を物語っているのです。

 1.UIは “好きに作る” 時代へ

従来のERPでは、UIと業務処理が一体化しているため、見た目を少し変更するだけでも大規模な改修が必要でした。しかし、ヘッドレスERPではUIと業務ロジックを完全に分離し、それぞれを独立して開発・運用できます。つまり、ユーザー体験を自由にデザインしながら、堅牢な業務処理を維持できる構造なのです。

たとえば、AceのようなヘッドレスERPでは、API経由でUIをフロントエンドエンジニアが独自に設計できます。新しいブランドサイトに合わせて画面を刷新したり、スマホ向けUIだけを変更したりすることも1日あれば可能です。このスピード感と柔軟性が、現代のECや通販ビジネスにおいて大きな競争力になります。

2. スピードは、売上になる

スピードは単なる快適性ではなく、売上に直結する指標です。実際、DeloitteとGoogleの共同研究「Milliseconds Make Millions」によると、ページ読み込み速度が0.1秒速くなるだけで、CVR(コンバージョン率)が+8.4%向上し、注文単価も9.2%増加したという結果が出ています【出典】。

このような結果からも明らかなように、ECビジネスにおいてスピード対応は「コスト」ではなく「投資」であり、確実にリターンが見込める施策といえます。Aceのようにフロント部分だけを迅速に改修できるヘッドレスERPは、こうした改善を積み重ねる土台として非常に有効です。

3. 改修は1パーツだけ。だからすぐ動ける

従来のERPでは、ちょっとしたUI変更にもバックエンド調整やテストが必要で、改修に1〜2週間かかることも珍しくありませんでした。一方、AceのようなヘッドレスERPでは、**「このパーツだけを変更」「UIだけを差し替え」**といった、局所的な改修が即時に可能です。

たとえば以下のような改修が翌日対応可能になります:

  • キャンペーンバナーや販促文言の差し替え

  • 在庫に基づいたおすすめ商品の表示変更

  • ABテストの導入と結果反映

この柔軟性は、マーケティング部門が試したい施策をすぐに実装し、効果測定→改善へとつなげる「高速PDCA」を実現する武器となります

4. 国産ERPの安心感 × フロントの自由度

「ヘッドレスERPは自由度が高いけれど、商習慣や法制度に対応できるのか?」という不安もあるかもしれません。しかし、Aceは34年にわたる国産ERPの開発実績を背景に、インボイス制度、軽減税率、電子帳簿保存法など、日本のビジネスルールにもしっかり対応しています。

このように、**「UIやECまわりは自由に設計」「基幹部分はきちんと国内法令対応」**という理想的な分業体制をとれるのが、Aceの大きな特長です。結果として、経理部や法務部にも説明しやすく、エンジニアチームの負担も減るという利点が得られます。

5. AI・EC連携にも対応。未来を見据えた柔軟設計

さらに、AceのようなヘッドレスERPはAIやECモール連携とも親和性が高く、他社との差別化にも貢献します。

たとえば:

  • ChatGPTなどの生成AIと連携し、問い合わせ対応や商品説明を自動化

  • 楽天市場やAmazonなど外部モールとの在庫・受注データをAPI連携

  • Google AnalyticsやBIツールとの接続によるパーソナライズ強化

このように、拡張性が高く、将来的な事業展開やデジタル施策にも柔軟に対応できるのが大きな魅力です。

6. まとめ | 通販Aceが実現する、通販の「攻め」と「守り」

以上のように、AceのヘッドレスERPは以下の点でEC・通販事業を支援します:

  • UI改修が自由で、スピーディに施策反映できる

  • 法令対応済みの安心なERP基盤

  • 部門間の分業に最適な構造

  • AIやECとの連携で拡張性が高い

  • 小さく始めて、大きく育てられるスケーラビリティ

Aceなら、「今すぐ変えたいUI」と「変えてはいけない業務基盤」の両立が可能です。

「とにかく速く改善したい」「法令対応はきちんとしたい」「でも将来的にAIやECとも連携したい」——そんなすべてのニーズを満たすのがAceのヘッドレスERPです。

まずはPoC(概念実証)から始めて、無駄な開発コストを抑えつつ、勝てるビジネスモデルだけに集中できる仕組みを整えてみてはいかがでしょうか。